ざっくり日本史その1[旧石器時代]
個人的に日本史でおさえておきたい要点の1回目で、旧石器時代です。
日本人が特殊な民族であることは間違いなく、これは独自の歴史をもっているからで、
これから日本人が世界で戦っていくためには自身のアイデンティティを認識し、
強みを活かし弱みを補いうまいことやっていく必要があると思ってます。
そのため、重要なのが歴史に学ぶことだと思い、ざっくり日本史を学びなおしたい
ということで、今回からやっていきたいと思います。
社会人として最低限押さえておけると良い+αくらいの
ざっくりさでやっていきたいと思います。
参考図書は「DVD付き学研まんが 日本の歴史」シリーズです。
これが一番日本史の学習まんがで巻数が少なく、さらに全巻DVDつきという、
最低限を抑えるのに最適です。
私は子供と一緒にDVDを観てますが、映像があると記憶の定着が違いますよね。
旧石器時代以前
旧石器時代 約4万年前〜1万3000年前
- 1万3000年前までは氷河期で、海水が凍って水面が低く日本は大陸と繋がっていた
- ナウマンゾウやオオツノジカが日本に移ってきて、それを追いかけて新人も来日
- 石を削ってつくった打製石器で狩り木のみを収穫していた(道具を使用)
- 小集団での狩猟生活、定住せず移動生活
- ゆえに大規模な集団がなく、戦争がない。役割分担、貧富の差が限定的
ここまでが学研まんがの内容です。
小学校1年生の娘には漫画の内容は難しいです。
DVDにオリジナルアニメが挿入されていて、そこは面白がって観ているのと、
娘は地理に興味があり、青森の三内丸山遺跡が映ると食いつきます。
ほんとDVDはよくできてると思いますので、小学校低学年からでも観ておいて良いと思います。
なぜ小学校低学年で観るべきかというと、地理・都道府県に興味を持ったり、
子供が旅行の行き先を自分で考えたりできるからです。
もし中学受験をする場合、これを小学校5年生に観せてどこかに行きたいと思っても
受験勉強がありますし、行ける回数も限られてしまうので、早くからで良いと思います。
もし小学校高学年からだと、学研だと漫画の内容は薄いので、
角川や小学館など他の出版社を選ぶ方が良いかもしれません。
旧石器時代の裏読み
ここまでは学研まんが情報をもとに書いてきましたが、
ここからはその時代をどう考えるか、同解釈すればよいか、
個人的な想像も含みながら書いていきたいと思います。
歴史を学ぶべき意味はここからが重要なのですが、
学校教育としては難しいんだろうなと思います。
- ナウマンゾウは人間によって狩りつくされて絶滅した説と、気候変動に対応できず絶滅した説がある。人類が環境破壊をしたのは農業がはじめではなく狩猟が最初。
- 日本史を改めて学び直しをして、日本史で人類が言葉や道具・火を使い始めたのがいつなのか、どういう意味があるのか、とかそういうことは学校で教えないのだな、と思いました。教科書も学習まんがもそれはわかった上で、やっぱりそこに踏み込んじゃうと面倒なことになるので、とにかく、「行間を読んでね!」というメッセージがすごい。ここが日本人が勉強してるけど教養が今ひとつ身についてない理由。残念な教育方針。
- 人類はもともとアフリカ源流で、人種の優劣とか意味がない。という話が、時間軸を長くした歴史の中でわかる。日本人の中に嫌韓・嫌中の人は歴史を近視眼的にしか見れてないのでは、と思います。
- 古代史を学ぶ意味がない・薄いという議論があるが、ナンセンス。日本のはじまり、日本人の始まりなどちゃんとやるべき部分。そこから学ぶことは、本当にこれからどういう世界にしていくのかと、関係してくる部分だと思う。逆に近代史を中心に歴史を学んでしまう方が意味がないのかなと思う。
- 知識優先・暗記中心で歴史を学ぶのが一番時間の無駄。とはいえ正しい知識は絶対に必要。細かい知識を問うのではなく、どういう意味を持つのか、とかの選択肢問題が中心の方が良いのでは、と思う。
というわけで、ざっくり日本史その1、旧石器時代編でした。
ホントは古墳時代までで1記事でやろうと思ってたのですが、
全然できませんでした。
やはり日本という国は歴史豊かだということがアイデンティティの1つだと思いますので、
自分自身勉強しながら、続けていきたいと思います。
今回も読んで頂き、ありがとうございました。