ざっくり日本史その2[縄文時代]

縄文時代をざっくりまとめます。

 

縄文時代 1万3000年前〜前400年

  • 青森県三内丸山遺跡:500人が暮らす巨大集落。
  • 竪穴住居に定住。狩猟だけでない。栗林を人の手で管理。
  • 縄文土器は、縄で模様をつけてたから。600〜800度で焼く(低温)
  • 磨製石器のおの、石うすなど加工された石器を使用
  • 貝塚から豊かな食生活
  • 土偶、抜歯、屈葬など宗教的な風習

 

縄文時代の世界の動き 1万3000年前〜前400年

 

ここまでは「学研まんが NEW日本の歴史1」に書かれてる内容です。

やはり記事に書こうと思って改めて読むと、良くまとまってるなと思います。

漫画の部分ではなく、年表・解説などがです。

大人の学び直しにもちょうどよいと思います。

漫画部分は他の出版社の方が詳しいですが、DVD付きである学研がやはりオススメです。

 

縄文時代の裏読み

  • 世界との差がすごい。日本で土偶をつくってたとき、エジプトではピラミッドをつくっていた。
  • 日本は歴史を遡って考えても、資源の絶対量が少ない日本は、世界の最先端にいかに早く追いついていくかが非常に重要である、と再認識した
  • しかし4大文明が発達したような恵まれた土地というのは、逆に独裁的な政治形態の土壌になりやすいのかもしれない、と一方で感じる。一長一短
  • 文字の発明が、文明の発展スピードと、統治範囲の拡大を支える上で重要な役割を果たしている→日本には文字がないので、縄文時代から弥生時代にかけての発展速度がゆっくりである

 

ということで、今回は縄文時代についてざっくり書いてみました。

ほんと日本で特に書くことがなく、逆に世界の4大文明とのコントラストがはっきりして面白かったです。改めて日本の立ち位置がよくわかったという感じです。

今回もお読み頂きありがとうございました。

ざっくり日本史その1[旧石器時代]

個人的に日本史でおさえておきたい要点の1回目で、旧石器時代です。

日本人が特殊な民族であることは間違いなく、これは独自の歴史をもっているからで、

これから日本人が世界で戦っていくためには自身のアイデンティティを認識し、

強みを活かし弱みを補いうまいことやっていく必要があると思ってます。

そのため、重要なのが歴史に学ぶことだと思い、ざっくり日本史を学びなおしたい

ということで、今回からやっていきたいと思います。

 

社会人として最低限押さえておけると良い+αくらいの

ざっくりさでやっていきたいと思います。

参考図書は「DVD付き学研まんが 日本の歴史」シリーズです。

これが一番日本史の学習まんがで巻数が少なく、さらに全巻DVDつきという、

最低限を抑えるのに最適です。

私は子供と一緒にDVDを観てますが、映像があると記憶の定着が違いますよね。

 

旧石器時代以前

 

旧石器時代 約4万年前〜1万3000年前

  • 1万3000年前までは氷河期で、海水が凍って水面が低く日本は大陸と繋がっていた
  • ナウマンゾウやオオツノジカが日本に移ってきて、それを追いかけて新人も来日
  • 石を削ってつくった打製石器で狩り木のみを収穫していた(道具を使用)
  • 小集団での狩猟生活、定住せず移動生活
  • ゆえに大規模な集団がなく、戦争がない。役割分担、貧富の差が限定的

 

ここまでが学研まんがの内容です。

小学校1年生の娘には漫画の内容は難しいです。

DVDにオリジナルアニメが挿入されていて、そこは面白がって観ているのと、

娘は地理に興味があり、青森の三内丸山遺跡が映ると食いつきます。

ほんとDVDはよくできてると思いますので、小学校低学年からでも観ておいて良いと思います。

なぜ小学校低学年で観るべきかというと、地理・都道府県に興味を持ったり、

子供が旅行の行き先を自分で考えたりできるからです。

もし中学受験をする場合、これを小学校5年生に観せてどこかに行きたいと思っても

受験勉強がありますし、行ける回数も限られてしまうので、早くからで良いと思います。

もし小学校高学年からだと、学研だと漫画の内容は薄いので、

角川や小学館など他の出版社を選ぶ方が良いかもしれません。

 

旧石器時代の裏読み

ここまでは学研まんが情報をもとに書いてきましたが、

ここからはその時代をどう考えるか、同解釈すればよいか、

個人的な想像も含みながら書いていきたいと思います。

歴史を学ぶべき意味はここからが重要なのですが、

学校教育としては難しいんだろうなと思います。

 

  • ナウマンゾウは人間によって狩りつくされて絶滅した説と、気候変動に対応できず絶滅した説がある。人類が環境破壊をしたのは農業がはじめではなく狩猟が最初。
  • 日本史を改めて学び直しをして、日本史で人類が言葉や道具・火を使い始めたのがいつなのか、どういう意味があるのか、とかそういうことは学校で教えないのだな、と思いました。教科書も学習まんがもそれはわかった上で、やっぱりそこに踏み込んじゃうと面倒なことになるので、とにかく、「行間を読んでね!」というメッセージがすごい。ここが日本人が勉強してるけど教養が今ひとつ身についてない理由。残念な教育方針。
  • 人類はもともとアフリカ源流で、人種の優劣とか意味がない。という話が、時間軸を長くした歴史の中でわかる。日本人の中に嫌韓・嫌中の人は歴史を近視眼的にしか見れてないのでは、と思います。
  • 古代史を学ぶ意味がない・薄いという議論があるが、ナンセンス。日本のはじまり、日本人の始まりなどちゃんとやるべき部分。そこから学ぶことは、本当にこれからどういう世界にしていくのかと、関係してくる部分だと思う。逆に近代史を中心に歴史を学んでしまう方が意味がないのかなと思う。
  • 知識優先・暗記中心で歴史を学ぶのが一番時間の無駄。とはいえ正しい知識は絶対に必要。細かい知識を問うのではなく、どういう意味を持つのか、とかの選択肢問題が中心の方が良いのでは、と思う。

 

というわけで、ざっくり日本史その1、旧石器時代編でした。

ホントは古墳時代までで1記事でやろうと思ってたのですが、

全然できませんでした。

やはり日本という国は歴史豊かだということがアイデンティティの1つだと思いますので、

自分自身勉強しながら、続けていきたいと思います。

今回も読んで頂き、ありがとうございました。

小学校低学年から地理を楽しむ方法

小学校1年制の娘で今興味を持って欲しい科目として、

地理・歴史があります。社会ですね。

なぜかというと、早くからこれらに興味を持つと、

旅行を学習に活かせられるからです。

どうせ気分転換に旅行には行くのだから、

子どもの学習にも役に立てられると一石二鳥ですね。

 

うちの子どもはなぜか既に都道府県のすべての名前とかたちを覚えているので、

(アプリの「日本地図パズル」のおかげ)

なんかめちゃくちゃ地理に興味を持ってます。

 

そこですかさず「るるぶ 地図でよくわかる都道府県大百科」を買って

読ませてみました。めっちゃ食いつきが良かったです。

その都道府県の生産額や出荷額のランキングトップ5とかが乗っているのですが、

こういうのを結構覚えたりしますね。

うちは神奈川県在住で、「神奈川県はトラック出荷額日本1位」とか

「神奈川県は人口が2位」とか覚えてます。

鎌倉の大仏を見に行ったり、中華街に行ったりと、

お出かけする場所も子どもが行きたいところにしたりしてます。

 

イラストだと限界があるので動画を見せたいと思い、

買ったのが「Move世界遺産 講談社の動く図鑑シリーズ」

です。DVDを3回ほど一緒に観ましたが、ほぼ内容を覚えてます。

 

これをみて小学校一年生の娘は世界遺産にハマり、

地元の神奈川に世界遺産がないことについて凹んでました。

そして、日本にある世界遺産の中で、黒部ダムを観たいということで、

この夏に旅行を計画してます。

 

おもちゃで言うと「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5」もオススメで、

もう20回くらいはやってますが、地理について知識が増えていってるのを感じます。

日本旅行ゲームという名前ですが、裏面が世界旅行になっていて、

娘は世界旅行のほうが好きです。

あと、すごろくは、お金の数え方、払い方の勉強にも役に立ちます。

6千は5千が1枚と、1千が1枚とかの計算が、いつの間にか速くなります。

 

 

小学校低学年で、地理に興味を持つと、旅行とかゲームとかで

楽しみながら覚えられる・興味を広げられる場面が多くなるので、

すごく良いと思います。

国語・算数とかよりとっつきやすい科目なのではないかと思いますし、

親としても子供と一緒に勉強しがいがあるのではないでしょうか。

 

ということで、今回は小学校低学年ではまず地理に親しんでもらうことについて

いろいろと書きました。

学びと遊びの二毛作ができるよい科目だと思います。

今回も読んで頂き、ありがとうございました。

子どもは遊びと学びを一体化できる

お金と時間がもっとあったら、いろんなことができるのに、、、

それはどんな人にもどんな場面にも当てはまる悩みだと思います。

子どもの教育も同じです。

 

限られたお金で、限られた時間で、より効率よく子どもが学んでくれると、

親としてはこれほど良いことはありません。楽です。

 

というわけで、私としては子どもの教育についての生産性を

できるだけ高めたいと思ってます。

同じ時間やお金をかけるなら、一石二鳥・三鳥を狙っていっているということです。

 

具体的に言うと、おもちゃやゲームは学習効果があるものしか、

買わないようにしているということです。

子どもって別にそういうのでも楽しいんですよね。

 

先日7歳になったばかりの長女に、うちの親がプレゼントしたものが

「クイズで遊んで学ぶSDGsすごろく」というもの。

 

流石にハードル高いだろうと思ってましたが、めっちゃ楽しんでやってました。

で、ものすごい覚えてるんですよね。

すごろくでクイズのマスに止まると、SDGsに関することがクイズででるのですが、

前に出た問題・答えとか忘れてないです。

もちろん意味まではちゃんとわかってないですが、

そういう知識の積み重ねを小学生低学年からでも行うことが、

非常に大事なことだと思ってます。

 

ということで、基本的に私が買うおもちゃは何らかの学習効果や運動効果が

あるものだけです。

CDは「アニメで覚えるトクトク99のうたDVD+CD」で、ドライブの時にかけてます。

99もだいたい覚えてきてますし、

「縄文・弥生・古墳・飛鳥・奈良・平安〜」など歴史の時代の順序も覚えたりしてます。

耳文学、大事ですね〜。

 

テレビで録画しているのは

NHK ノージーのひらめき工房

NHK 理科3年 ふしぎ大好き

NHK おばけの学校たんけんだん

NHK すたあと

NHK ダーウィンが来た

・日テレ クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?

です。

今一番ハマってるのが、「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」で、

親と一緒に観たがります。

 

ゲームですが、ipadで「あそんでまなべる 日本地図パズル」を

遊ばせてみたら、47都道府県すべて名前とかたちを覚えてしまいました。

あそんでまなべる 日本地図パズル

あそんでまなべる 日本地図パズル

  • Plus Inc. (Japan)
  • ゲーム
  • 無料

 

ほんと子どもの可能性は無限大で、あまりここまでしかやれないとか

大人側で上限を決めてしまうのはもったいないと思ってます。

そういう意味も込めて、子どもが接するものというのも、

学習効果があるもので一石二鳥を目指しても、子どもは十分

楽しみながら学んでいくんだと思ってます。

 

ということで、今日は一石二鳥を目指して子どもに買うものは

学習効果があるものにしてみても、意外と楽しんでくれますよ、という話でした。

まあもちろんチョイス次第ですがね。あと親も楽しむ、も重要ですが。

本日も、お読み頂きありがとうございました。

ドラえもんの学習まんがは小学生低学年の味方

小学生低学年向けの参考書?として一番オススメしたいのが

ドラえもんの学習まんがです。

げらげら笑いながら繰り返し読んでます。

子どもが漫画を読んでても学習まんがなら良いかと思えるので、一石二鳥です。

 

小学生低学年でも楽しめてそうなのが、

ドラえもんの国語おもしろ攻略 慣用句びっくりことば辞典」

 

ドラえもんのかん字じてん」

 

の2冊ですね。

他にもいろいろとドラえもんの学習シリーズを買っているのですが、

小学1年生の娘が何回も読み返しているのはこの2冊です。

そしてなぜか年少さんの下の子も愛読しています。

 

ちなみに下の子のカタカナ能力は

ポケモン ガラルずかん」で鍛えられました。

 

ポケモンは、ゲームは持ってなくて、アニメをアマゾンプライムで観てます。

あとドラえもんも録画して土日に観てます。

 

興味があるものの本を読むこと、非常に良い学習だと思ってます。

子どもが自分が興味あることを調べたい、読みたいと思った時に

自分で読めるところに本が置いてある、という環境づくりは大切かなと思ってます。

 

一方で置き場所にも限りがありますし、読まれない本を買ってもしょうがないので、

買う本はある程度限定して選んでます。単にケチっているだけでもあります。。。

 

例えば、国語辞典はまだ早いような気がして買ってません。

3年生になってからかなーと思ってますが。。。

 

というわけで、今回は小学生低学年の勉強のサポートとしては、

ドラえもんの学習まんががおすすめという話でした。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

学研まんが 日本の歴史で大人も学び直し

私には6歳・4歳の娘がいるのですが、彼女らを歴女に育て、

一緒に日本の史跡を旅行したいという野望を持っております。

妻が寺社仏閣などに全く興味がないので、旅行に行くとなっても

自然系や・子どもの遊び場で計画が埋め尽くされ、

わたしの希望が全然通らない悲しい事態に陥っております。

 

この状況を打破するために、私が画策しているのが、

娘を歴女に育てることです。

子どもが歴史に興味を持ってくれれば、妻といえど

その意見を無視することはできないはず!

 

ということで、娘はまだ小学一年生だというのに、

買ってしまいました日本の歴史漫画セット。

 

 

いやー、これぞ大人買い

ちょっとアマゾンでクリックする時、何回か「まだ早いのではないか」と

だいぶためらったのですが、結論、買って良かったです。

何がいいかというと、DVDが良いんですよ。

 

学研の日本史漫画は12巻すべてにDVDがついてます。

小学館、角川、講談社など出版社ごとに日本史の漫画はでておりますが、

DVD付きは学研だけです。

小学校低学年には漫画といえど内容を理解するのは難しく、

まずは映像でなんとなくのイメージを掴むのから始めるのが良いのかなと思ってます。

 

DVDはちゃんと食いついて見てくれてるので、

親子で楽しんでます。

むしろ私が超楽しんでます。

DVDでは、NHKの映像で臨場感あるものが使われてたり、

アニメで変なはにわと土偶のキャラが出て、ミーハーな解説や補足をしてくるのですが、

子どもにはそれがちょうどよい感じで飽きずに見れてます。

 

ちなみに、この学研の日本史漫画セットは全12巻で、

小学館だと20巻とかなりの差があります。

中学受験対策などで漫画を活用したいという場合は小学館の方が良いと思いますが、

歴史に興味を持って欲しいという場合圧倒的にDVDがおすすめです。

親子で同時に観て楽しめるというのが良いと思います。

DVDは親が観てると子どもも興味を持って一緒に観てくれるので、

漫画だけ与えて読まれるかというと個人差が出てくると思います。

 

親世代としては、今話題の学び直し、リカレント教育として

日本史はおさらいしておく必要があるかな、と考えてます。

これからますます縮小する日本の市場という現実の中で、

今後海外の方を相手にビジネスをしていく場面は増えていくと思います。

ただ、日本人の常識は海外の非常識、と言われるくらい特殊なアイデンティティを持っていて、

私達が普通だということは、グローバルでみると全然普通ではないわけです。

だから、外国の人と話をする上では、

まず自分たちの歴史・文化がどういうものなのかをちゃんと認識た上で、

相手とどういう背景の違いがあるかを考えてコミュニケーションする必要があると思います。

 

私も学生時代日本史を勉強してましたが、やはり試験対策・暗記中心で

知識はあるんだけど、うろ覚えだったりします。

その出来事がどういう意味をもつのか、

改めて語ろうとすると、あれ?なんだっけ?となってしまいます。

 

社会人としては、あまり細かい知識まで学び直す必要はないと思いますので、

大人にとっても学研の漫画12巻とDVDで十分かなと思ってます。

 

1巻単位で買えますので、ぜひ一度観てみてはいかがでしょうか?

 

というわけで、子供を歴女に育てて旅行を楽しむために、

学研の日本史漫画のDVDを活用してますという話でした。

今回もお読み頂き、ありがとうございました。

地域で子育てをする時代へ

本来、人類は子育ては社会でする生き物なので、

現代日本のように、核家族家庭で子育てをする前提というのは

根本的に無理なことをしてます。

 

人類は、両手を有効に活用するため=ものを運んだり、道具を使うため、

4足歩行から2足歩行に「進化」しました。

ただし、それにはデメリットもあって、その最大のものは

「産道が狭くなり、赤ちゃんが未成熟なまま出産され、

自立するまでに時間がかかる」

ということです。

 

つまり人類は、そもそも育児がものすごく大変な種族だということです。

なので、古来から赤ちゃんを育てるのは共同体でみんなで面倒を見る、

というやり方を取っていたのですね。

子どもは労働力でもありますし、昔は子どもの死亡率も高かったですから、

とにかく女性は子どもを多く産む、ということが大きな仕事だったと思います。

当然、それをするためには、産んだ子どもを自分で育てながらだと

難しいので、育てるのは役割分担して周りの誰かにお願いするわけです。

赤ちゃんから労働ができるくらい育ってくれば、

村の中で役割が与えられて、周りの大人から指導をうける、

ということになっていきました。

 

農民人口は、江戸時代が9割、戦前1940年で5割となっていて、

そこくらいまではこの共同体で育児するというのが機能していたと思います。

戦後、人口爆発・農業の生産性向上・輸入の拡大などで、

核家族が進みましたが、ここでは女性は結婚すれば専業主婦になる、

というモデルが創造されましたが、これを支えたのは

高度経済成長で、所得がどんどん上がり将来も豊かになれるという心理的安定と、

年金など将来に負担を先送りした福利厚生・扶養控除制度をつくり、

政府がその専業主婦モデルでも一生経済的に問題ないですよ、と保証したことに由来します。

 

そこから、バブルが崩壊して経済の低迷、

高齢化社会の中で厚生年金支給の増大、

少子化でその負担増を支える生産人口が減る、

という3重苦が発生して、

女性にももっと働いてもらわなければならない、

一億総活躍時代だ、ということになったわけです。

 

今の日本の制度は、女性が働くことを促しながら、

一方で、子どもを産んで家庭で育てなさい、

とむちゃくちゃなことを言っている、ということが根本的にあります。

先日、自民党の大物議員が「少子化最大の要因は女性の晩婚化」と発言して

大ブーイングを受けました。

これは、基本的に彼らの一番ベーシックな考えが、女性は子どもを産んで育てるのが役目、

という昭和の価値観を保守・継承していくのがあるべきだ、と思っているからです。

イデオロギーなのです。

 

このことは、2023年4月にこども家庭庁が設置されますが、

元は「こども庁」という名前だったのが、

無理やり「こども家庭庁」にしたということに端的に現れてます。

自民党のベテラン議員は「子どもは家庭でお母さんが育てるもの。

『家庭』の2文字が入るのは当然だ」

「最近は学校に行かない権利を唱える子どももいるようだが、

権利ばかり唱えても(よくない)。

青少年が健全に育つには家庭がしっかりしている必要がある」

というような発言があったということです。

 

ほんとうに残念ながら、自民党の中で20年くらい若返りをしないと

政治の意識改革は進まないと思います。

もしくは、政権交代が起こって、自民党以外の政党が与党になるかですが、

それは現時点で可能性が低そうです。

 

 

今の政府・法律・公的なものの考えというのが、

戦後の高度経済成長という非常に特殊な環境下で、

奇跡的にうまく働いたやり方を前提にしていると考えております。

 

2足歩行を選んだ人類として、子育ては共同体で行うもの、

ということが歴史的に長い間やってきた、本来の方法だと思います。

決して家庭、ではない。

家庭での育児というのは、高度経済成長時の特殊な状況の中でのみ

成立し得た特殊解です。

ずっと家庭ではなく村で役割分担をして育児をしていたのです。

 

いろいろな前提が崩れる中で、失われた30年と言われる中で、

改革は小出し後出しでいろいろと進んでいるのは確かですが、

そのペースはめちゃくちゃ遅いと言わざるを得ません。

 

現在、無理を強いられている子育て世代の身としては、

十分それを意識して自己防衛をしていく必要があると思います。

今、本当に支援が必要なのは母子家庭・父子家庭の家庭だと思います。

ここへの保証は本当に厚くして頂きたいと切に思いますし、

早く地域で子育てする時代にしていかなければならないと思ってます。

PTAとかも、社会を支えている現役世代がやることでなく、

支えられている高齢者のボランティアでやっていただくのが、あるべきですよね。

 

以上、今回は家庭での育児は人類のやり方ではなく、

地域でやるのが本来の姿だという話をしました。

今回もお読み頂きありがとうございました。