子供に中学受験をさせるなら、まず親が過去問を解いてみるべき②
前回の記事で、子供に中学受験させるなら、
まず親が過去問を解いてみるべきと書きました。
なぜなら、めっちゃ難しいので、
中学受験を受けるということがどういうことなのか、
大人がまず身にしみて感じるべきと思ったからです。
まず、国語・算数・理科・社会で具体的にどんな問題がでるかですが、
(偏差値58の中学校)
【算数】中が空洞の円柱を半分にくり抜いた容器に水を入れ、45度傾けて水を出したあと、蓋をして立てておいたときの高さを求めよ
【社会】鎌倉幕府の打倒をめざす後鳥羽上皇が1221年に北条氏を中心とする幕府軍との間におこした戦いは何ですか?
【理科】ろうそくが燃えるときの空気中にふくまれる気体の変化について、
正しいものを次のアからオから2つ選びなさい
ア:ろうそくが燃えた後の酸素と二酸化炭素の体積比は1:2である
イ:ろうそくが燃えることで変化した酸素と二酸化炭素が酸素に変わる
ゥ:ろうそくが燃えることで、すべての二酸化炭素が酸素に変わる
ェ:ろうそくが燃えることで、すべての酸素が二酸化炭素に変わる
オ:ろうそくが燃えても、チッ素の割合は変化しない
【国語】次の漢字を書きなさい
水害のゼンゴサクを考える、アッカンの演技を見せつける
などなど、これらはブログに載せやすい問題を選んでるだけで、
他には、もっと複雑な絵や図を使用した問題のオンパレードです。
正直、大人でも結構本気で勉強し直さないと難しいものばかりで、
え?これ、本当に小学生に求める問題?高校の中間テストじゃなくて?
と、まじで絶句しました。
これらを解けるように訓練させられる小学生というのは、、、
いやーもうサバイバルですよね。都会怖いわー。
私として、子供に中学受験を受けさせたほうが良いとか、
私立の中学校に行かせたい、ということは全く思ってません。
ただ、子供が中学受験をしたいと言い出したらどうなるのかを
イメージするためにちょっと過去問を解いてみたら、
想像以上にやばかったのがわかってしまいました。
うちの子供が中学受験を希望する確率は70%はありそうなので、
これは早くから対策しないと4年後にはやばいことになりそうです。
(何がって、家庭の雰囲気が、ですが)
ただ、本当に一度過去問を解いてみて良かったと思ってます。
どういうことかというと、
①中学受験に小5からやり始めても間に合わない、ということが骨に染みた
②どういう問題がどんなレベルで出るか傾向がわかったので、対策を打てる
ということが早くからわかったから、ですね。
対策としてまず重要だと思ったのは、
小学1〜3年生の間にそれぞれの科目に興味を持たせる、嫌いにさせない、
ということですね。
で、具体的にどうしていくかについて、また後日書いていきたいと思います。
それ以外でも、過去問を解いてみていろいろと見えてきた中学受験の世界、
ひいては日本の教育の現状・問題点というのがあるので、
これもまた書いていきたいなーと思ってます。
ということで、今回も中学受験のレベル高すぎなので、
一度過去問を解かれることをおすすめします、という話について書きました。
以上、お読み頂き、ありがとうございました。