勉強して何になるの?の答え

なんで勉強しなきゃならないの?こんなこと覚えて何になるの?

子どもからそんなことを聞かれたら、なんて答えるのがよいでしょうか。

 

子どもを納得させられる自信はないですが、

働いて自分が生きていけるようにお金を稼げるようになるため、

また、社会が発展するように貢献してもらうため、

ということだと思います。

 

勉強してテストで良い点を取れるということは、

理解力や暗記力、それをアウトプットする力を

一定以上身につけていることや、

試験に向けて計画を立てて自分をコントロールしたことの証明になります。

逆に勉強ができないけど仕事はできます、ということを証明するのは

非常に難しいのだと思います。

もちろん、勉強以外で得意分野があればそれで食べていけば良い部分もありますが、

個人的には勉強ができると更に相乗効果で素晴らしいアウトプットができるようになると思います。

 

ただ、これまでの日本の教育は、決められたことをルール通りに

文句を言わずやれる人間を大量生産することに主眼が置かれていると思います。

今後そういうことは機械や人工知能がやってくれますから、

将来問題になりそうなことが何なのかを考えたり、

機会を使って仕事ができるという能力のほうが重要になってきます。

 

しかし、それらの基礎になるのも、やはり論理的思考能力であり、

国語・算数・理科の知識やそれを基礎として考える力を身につけるべきです。

また、歴史から学んで同じ過ちを繰り返さない、ということも重要です。

詰め込み教育が批判されることが多いですが、

アウトプットできるのは膨大なインプットがあって初めてできることです。

私としては、これまでの詰め込み教育はまだ中途半端なところで終わってる、

ということが問題で、もっと次に踏み込んでいかなければならなかったと評価してます。

もちろん、ゆとり教育の方にいくべきでもなかったと思ってます。

 

英語も同じで、単語・文法に授業の時間を使うことが間違っていたのでなく、

さらにプラスしてスピーキングやリスニングの時間を取らなければならなかったが、

そこまでしなかったので中途半端にしか英語ができない人が

大量にできあがってしまったと思ってます。

 

国が子どもに教育の機会を与えているのは、子どもが成長して、

働いて税金を収めてもらって国が成り立つようにしてもらうこと、

より国が発展するように専門性を身に着けて発揮してもらうこと、だと思います。

その点で、国は非常に中途半端にしか教育をしてなくて、

なかなか世界でがんがん戦える日本人がでてこないということになってると思います。

(私も含めて)

 

失われた30年でようやく良い方向に変わりつつあるとは思いますが、

変わり切るまでは、親が子どもの教育について責任をもたないと、

国任せにしてもよいことは起きないと考えてます。

 

ということで、今回は勉強して何になるの、の答えは

自立して稼げるようになるためだ、という話について書きました。

以上、お読み頂き、ありがとうございました。