教育カリキュラムが時代錯誤な理由
失われた30年の10年分くらいはこのせいなのではないかと思ってます。
日本の教育の最大の問題は、現在の政治・ビジネスの場に優秀な人材を
排出できてないということにつきます。
なぜかというと、教育の目的がそうではなく、
教える場になっているからだと考えてます。
日本は古来より中国を先進国として、儒教をはじめ学問・文化・宗教を取り入れてきました。
儒教はどういう考え方かというと、古いものを尊ぶべき、
変化は嫌い、商売やお金儲けは悪、進歩はさせるべきでない、という考えです。
逆に成長・発展しないように日本人を洗脳してきたので、
根深く日本人の考え方に影響を及ぼしていると考えてます。
明治維新後も日本の近代資本主義の父、
渋沢栄一が「論語と算盤」で儒教とビジネスを両立させようとしたのも問題です。
このため財界にも儒教が広く取り入れられてしまったため、
戦後かなりの期間儒教に毒されてきたと思います。
また、小中高教師が過去大勢加入していた日教組という組織は
当初ソ連の意図で創立された左翼組織ですが、
「教育に競争原理はそぐわない」という思想を持っており、
統一学力テストを廃止しようとしたり、ゆとり教育を提起したりと、
日本人の学力低下に日々貢献してきました。
そもそも共産主義は資本家から労働者に生産手段を取り戻して
平等に管理することで生産性が高まり貧富の差がなくなる、
ということを目指した主義です。
当然、経済を発展させるために資本家やビジネスリーダーを育てよう
ということは考えないというか、全く逆のことを考えている組織です。
教育の目的は、社会全体のために、決められたことを決められたとおり
文句を言わず従う人たちを育成することになるわけです。
日教組への加入率はようやく21.3%まで下がって、
今後も影響力は低下していく一方だと思いますが、
まだまだ今後も日本の教育改革を阻む壁であり続けるでしょう。
ざくっと書いてきました。
それぞれ民主的な経済発展においては弊害でしかなかったですが、
長らく教育現場はこれらの論理で運営されてきました。
それにより世界の中で競争に勝てる日本人を育てられなかったこと、
ということの罪は思いと思います。
ということで、今回は日本の学校教育は前時代的な思想で
運営されてきてますのでご注意ください、という話について書きました。
以上、お読み頂き、ありがとうございました。